木をふんだんに使った心落ち着く空間と、岩からこぼれ落ちる源泉がパワーをくれる。

大きな門構え、紅葉の美しい裏山、池には紅白の鯉がゆったりと泳いでいて高級和風旅館といった感じ・・・。構えのしっかりた玄関に向かって行こうとすると敷地の隅の方でジャージを来て落ち葉を一生懸命掃いている従業員らしいおじさんの姿。また厳寒に入る小門には、お客様の老夫婦となにやら楽しげに話をしている従業員の方。ちょっと私達の方を見てにこやかに会釈してくれました。太い木で組んだ構えの玄関を入り、ロビーを見て感激!ほんとに落ち着く重厚な造り。フロントで部長さんが迎えてくれました。


ナビィシティー「近所の湯」第13弾は、須玉インターからすぐ見える「若神楼」という本格的和風旅館です。もちろん日帰り温泉OK!日帰りのためのお休み処もあります。源泉は、ナトリウム炭酸水素塩、ミネラル分が大変多い温泉なので湯の華が多く浮遊しています。木のぬくもりと温泉が楽しめる温泉です。2005年秋、紅葉も終わりとなった11月末に取材しました。

まず、部長さんにご挨拶すると
「あ!ちょっと待っててください、社長を呼んできますから・・・」と玄関の外へ・・・
  ほどなく部長とその後にさっき外の落葉を掃いていたおじさんが・・・
「いやいや、いらっしゃい」とにこやかに近づいてきました。
「え”〜〜〜っ!社長さんですか?・・・さっき外掃いていましたよね???」
「ああ・・・掃いてましたよ」と、パンパンとジャージを叩いています。
「社長さんが?掃除ですか?」
「はははっ!なんでもやりますよ。ちょっと朝礼が終わるまで私と話しましょう
 終わったら部長に案内させますよ」・・・・・

Qナビィスタッフ : それにしてもビックリですね・・・
A社長さん : そうですか?でもこの旅館の事ならなんでもやりますよ。はははっ
A社長さん : おたくたちは大月だって?
Qナビィスタッフ : はい、猿橋です。
A社長さん : いや、私も猿橋の出でね・・・
 ※それから、猿橋のだれだれの話とか、いろんな情報をお聞きすることができ
  楽しい時間はあっと云う間に過ぎて行きました。後で部長さんにお聞きしたところ
  社長さんはあの山下産業のご兄弟とのこと、この『若神楼』は、石和の「きこり」や、
  ロイヤルホテル河口湖、露天風呂天水、河口湖温泉時などとグループになっている
  ということでした。(だから、厚みのすごい木をふんだんに使っているのかと納得
  しました。)それなのに、ちっとも飾らず、偉ぶるところもなく、気さくで素敵な方でした。
Qナビィスタッフ : ところで温泉の特徴はどんなところでしょう?
A社長さん : いやぁ〜 たいしたことないですよ・・・。
Qナビィスタッフ : え?
A社長さん : たいしたもんじゃないです。あ!部長が来たので話聞いてください。
(社長さん退席)
Qナビィスタッフ : はい・・・(あれ?とんでもないところに来ちゃったかな?)
 部長さん : お待たせしました。
 ※先に、館内(温泉を含め)を案内していただきました。その後、ふたたびロビーで
  お話を伺いました。
Qナビィスタッフ : 社長さんって面白い方ですね、従業員の方かと思っちゃいました。
A部長さん : あそうですか?いやぁ〜普通じゃないですか?
若神楼の中のことは社長と支配人に任せてますから。
その分私は外で営業を心置きなくできるんです。
ま、それぞれの持ち場ということですね。
 ナビィスタッフ  (普通ねぇ・・・と思いつつ)
Qナビィスタッフ : ところで、ここの温泉の特徴は?
A部長さん : 特に無いですね・・・たいしたもんじゃありません。
Qナビィスタッフ : (なんだ?ここは・・)
え〜〜っと(どぎまぎ)源泉は?
A部長さん : 源泉は男湯・女湯各一ヶ所あります。温度は31℃とぬるいのですが、源泉の温度そのままの湯船と温度調節して温かくした湯船に仕切ってあります。また外には露天の岩風呂があります。ラジウムを含んだ温泉です。地球の体液のような温泉と言われています。
Qナビィスタッフ : (やっと答えてくれたとホッとしつつ)
どうりで、色合いがラジウム温泉のようだと思いました。
源泉湯口の泡がすごいですね。大きな泡がいつまでも残ってます。
また景色もよいですね。山の中腹にあるため見晴らしが良いです。
A部長さん : 露天風呂からの眺めもよいですが、お休み処からは正面に茅ヶ岳が見えます。
Qナビィスタッフ : 温泉の入口を入るとロビーから脱衣所から湯殿まですべてなんか大正時代か
昭和初期のような雰囲気をかもし出していますね。
特に、天井の梁がすごくて驚きました。
A部長さん : 13年ほど前に、大月の釣堀を営む古民家から移築しました。お客様
皆さんこれには驚かれますね。照明器具もいいでしょ?
レトロな感じで。
Qナビィスタッフ : はい、それとちょっと灯りを落とした感じがとっても落ち着きますね。
Qナビィスタッフ : お休み処では、お食事がいただけますか?
A部長さん : はい、ラーメンや山菜そば・うどん、カレーなどの軽食をお出ししています。
Qナビィスタッフ :
御泊りのお話もお伺いしたいのですが、まず、館内の木の使用にはほんとに驚かされますね。トイレまですべて木で・・・ここまでこだわるか!といった感じですが・・・
A部長さん : そうですね、もともとが材木屋(山下産業)ですので、木はよいものをふんだんに使っています。木は心も身体もリフレッシュしてくれる力がありますからね。
Qナビィスタッフ : 特に各お部屋の欄間には感動しました。
A部長さん : 一部屋一部屋図柄が違います。
Qナビィスタッフ : お部屋から富士山が正面に大きく見えるんですね!
A部長さん : 今日はちょっともやがかかっていてぼんやりしていますが、特に冬の寒い日はそれはそれはきれいに見えます。お客様にも喜ばれています。
Qナビィスタッフ : お食事で自慢のものは?
A部長さん : 普通のものですよ、天ぷらとか刺身とか、土地のものは少しだけですね・・・
あ!そうそう、自慢といえば「ごはん」です。お米は武川米を使っています。
なんといってもごはんがおいしいと云われます。
Qナビィスタッフ : お米の金賞を取っているあの山梨の武川米ですね。それはなによりのごちそうですね。
Qナビィスタッフ : あとご自慢のものとかありますか?
A部長さん : そうですね、見晴らしのよいバーも自慢ですが、一番はやはりダンスホールです。
Qナビィスタッフ : さっき拝見させていただいたあのホールですね。あまりの広さぴっかぴかの床と端に置かれた一枚板のテーブルにはびっくりでした。
A部長さん : ダンスを楽しみにされている方には、このホールはほんとに喜んでいただいております。
Qナビィスタッフ : 県内と県外、どちらのお客様が主ですか?
A部長さん : 県内の方が2割ほど、あとは県外ですね。御泊りも日帰り温泉も同じくらいの割合です。でも御泊りの方は遠くからお越しの方が多いです。特に名古屋、長野はもちろん富山・新潟などからは車で4時間ほどで来てしまいます。千葉も同じくらいです。四国からも多くの方が見えています、だいたい7時間くらいでここまで着ちゃいます。「案外近いんですね」という方が多いですね。ここは場所的には『ほとんど長野』感覚ですからね。
Qナビィスタッフ : どちらからも近いポイントという感じですね。皆さん田舎感覚でいらっしゃるということですか?
A部長さん : そうですね私共の温泉を楽しんで、この周りの自然を活かしたアミューズメントなんかに寄られる方がほとんどです。明野町のひまわり畑(映画・今会いに行きます の撮影場所)・有名な桜 山高神代桜・体験工房や明野村で体験できる だいこんまつり・じゃがいもまつり・ブルーベリー摘み取りや枝豆の摘み取りなどなど、まだまだ自然と触れ合える場所がたくさんあります。
Qナビィスタッフ : 驚きですね!新しい癒しのポイントですね!
今日はありがとうございました。
ところで、この若神楼の温泉の特徴を最後に一言でお願いします。
A部長さん : そうですね、私も営業で各地の旅館やホテルに泊まりますが、温泉に入るといつも思うんですよ「うちの温泉が一番良い!」って・・・泉質も設備もすべてです。
Qナビィスタッフ : 本日はどうもありがとうございました。お話を伺ってここに取材に来てよかったとほんとにそう思いました。(作戦成功!)



温泉入口

レトロな雰囲気

天井の梁がすごい

男性脱衣所

女性脱衣所

女風呂源泉

男風呂内風呂

男風呂露天風呂

ここはどんな温泉?

お休み処

旅館の庭

玄関外

ロビー

木のほどこしがすごい

ある部屋の欄間

ダンスホール


入浴体験談
31℃の温泉はたしかにぬるいですが、緑濁色の色と、浮遊物が温泉の良さを物語っています。温かい内湯に入って仕切られている源泉に入って・・・繰り返しているとだんだん体の芯が温まってきます。特に温泉のきつい匂いは感じられませんでした。露天風呂には岩から染み出る湯と滝のように流れる湯があり、温泉に来たなぁ〜という実感がわきます。なんといってもレトロな雰囲気がとても素敵です。木のぬくもりと温泉のぬくもり両方を感じられる日帰り温泉&宿です。

泉質
 ナトリウム-炭酸水素塩

浴用の適応性
  ・神経痛 ・筋肉痛 ・五十肩 ・運動麻痺 ・関節のこわばり ・打ち身 筋肉のこわばり
  ・くじき
  ・慢性消化器病 ・痔疾 ・冷え性 ・病後回復期 ・疲労回復 ・火傷 ・健康増進 
  ・切り傷 ・虚弱自動 ・慢性皮膚病 ・慢性婦人病

飲用の適応性
  ・慢性消化器病 ・慢性便秘 ・糖尿病 ・痛風 ・肝臓病


■須玉温泉 若神楼 ご案内■

●中央自動車道 新宿⇒ 須玉IC⇒ 若神楼
●電車 新宿⇒ JR中央本線⇒ (韮崎)⇒ 穴山⇒送迎あり ⇒若神楼

料金(税込み) ■宿泊施設
入浴料
大 人 1,000円
子 供(小学生以下) 500円
営業時間 午前10時半〜午後9時半(受付)午後10時まで
年中無休 
1名様1泊 ・・・ 13,000円より
入浴付昼食プラン(花御膳)3,990円(10名以上)
ご宿泊プラン 雅の膳 13,650円(2名以上)
        慶の宴 15,750円(2名以上)
  休前日は料金UP
 詳しくは直接『若神楼』へお問い合わせください。


山梨県北杜市須玉町若神子5250

TEL:0551-42-3378(代)  FAX:0551-42-4080
http://www.wakamiro.co.jp/

e-mail: staff@wakamiro.co.jp




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